家なき鳥、星をこえる プラネテス作者: 幸村誠,常盤陽出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/11/15メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 56回この商品を含むブログ (21件) を見る

「いい年齢(トシ)して、なんて純粋な作家なんだ。僕より面白く書かれると、なんか悔しい」幸村誠氏(『プラネテス』原作者)絶賛!!
宇宙を夢見た青年の歓喜と喪失の物語。深い感動が胸に残る絶品の成長譚!

父には仲間がいた。僕には、突撃銃(カラシニコフ)しかない。
木星往還船の進発より26年前。アラビア半島の最貧国に生まれた少年は、砂漠の底から父と一緒に星々を見上げ、やがて航宙士となることを夢見た。宇宙へ ――。そこに至るには、欲望と硝煙の渦巻く道を往くしかないのに。「いつか遠い星に着いたら、そこから父さんに向かって手を振ってくれよ」幼い日の父との約束を胸に、夢に向かう青年の物語。新進気鋭作家、衝撃デビュー。